サッカーでは、足の甲でボールを蹴るインステップキックと足の内側で蹴るインサイドキックを主に使いますが、それと同じくらい使える蹴り方があります。
サッカーを見ていて、ゴール前でのフリーキックでゴールに向かってカーブをかけてゴールを狙うシーンをよく見ます。
この時に使う蹴り方が、足の内側のつま先付近で蹴るインフロントキックです。
このインフロントキックは、非常によく使える蹴り方なので、いろいろな場面に併せて使えるようになりたい蹴り方です。
インフロントキックの蹴り方
インフロントキックは、インステップキックのような力強いストレート系の蹴り方とは違い、力強さの代わりにボールをコントロールをしやすくロングパスによく使えます。
インフロントキックの蹴り方は、インステップキックのようにボールの中心を蹴り抜くというような蹴り方ではなく、ボールに回転をかけるように蹴ります。
軸足をボールの少し後ろに置き、身体を少し倒して、ボールを擦り上げるように蹴ります。
なぜ、インフロントキックがロングパスに有効なのかは、インステップキックの場合、ボールの軌道が真っすぐなので、相手のディフェンスにコースを読まれたり、力が強すぎると味方が追いつかなかったりします。
インフロントキックで蹴れば、回転のかけ方でロングパスを出す位置を調整する事もでき、バックスピンをかけて味方がパスを受けやすくする事もできます。
ただ、ボールを擦り上げるような蹴り方のため、ミスをしてしまう可能性もありますが、インステップキックやインサイドキックと同じようにしっかり蹴る練習をして感覚を覚える事です。
インフロントキックの使い分け!!
プロのサッカーの試合を見ていて、インフロントキックを使いこなしているのが中村俊輔選手のイメージがあります。
中村選手は、ロングパスやシュートでもインフロントキックを使いこなします。
中村選手のサッカーを見た事があれば、わかると思いますが、ゴールに弧を描いて凄いスピードで突き刺さるフリーキックは圧巻です。
ロングパスでは、逆サイドからの正確なサイドチェンジのパス、中盤から縦へ抜け出す味方へのバックスピンをかけたロングパスもです。
コーナーキックやサイドからのゴール前へのロングパスでは、キーパーに向かってカーブしていくボールや逆にキーパーから逃げていくような軌道でゴールに飛び込んでくる味方が合わせやすいパスです。
更には、ゴール前に長身の守備がいて味方が不利な場合は、足元に同じような軌道の低いボールをパスしてきます。
このようにインフロントキックもいろいろな使い分けで大きな武器になります。
まとめ
サッカーでは、インステップキックやインサイドキックと同じようにインフロントキックを使う事ができます。
シュートでも使えますが、ロングパスを出す時には非常に有効な蹴り方です。
ボールを擦り上げるような蹴り方のため、他の蹴り方より少し難しいですがインフロントキックを使いこなせるようになれば大きな武器になります。
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