サッカーにおいていつ頃からでしょうか「ボランチ」という言葉が使われています。
「ボランチ」には舵取りやハンドルのようなチームのコントロール役という意味があるようです。
以前は守備的ミッドフィルダーと言われていてディフェンスの強化のような感じで使われています。
現代のサッカーでは、このポジションの選手が攻撃の起点を作る事が多くなり、チームの重要な役割を占めています。
ボランチの役割が大きく試合の流れを左右すると言っても過言ではありません。
ボランチのタイプ
ボランチの選手にもいろいろなタイプの選手がいます。
1つ目は、長谷部選手のような攻撃と守備においてバランスのとれたタイプです。
攻撃については、ドリブルで持つことによりディフェンスラインを上げて攻撃に厚みを加える起点となり、またロングパスでサイドチェンジをしたり、いっきに相手のゴール前にパスを出したりと攻撃のスイッチを入れます。
守備については、相手のパスコースや相手の起点になる選手を抑えこむ事で相手の攻撃の芽を摘みます。
2つ目は、柏木選手や中村憲剛選手のような攻撃の起点となる正確なパスを操るタイプです。
正確なサイドチェンジはもちろん、チャンスと見ればディフェンスの裏へのスルーパスを出し、ドリブルで切り込む事もできます。
3つ目は、山口蛍選手のような守備に特化したタイプです。
相手の中心選手などを徹底的にマークして攻撃の起点を抑えています。
ボランチの役割
ボランチの選手がドリブルをするという事は非常に重要な事で、このドリブルでチームを落ち着かせる意味もあったり、攻撃にいくぞという合図になったりします。
逆にボランチがドリブルをして奪われるといっきにピンチになりますが、ボランチがドリブルで相手コートでプレーできれば、それだけ攻撃に人数をかける事もできます。
攻撃の流れを作るのはトップ下の選手とも言われたりしますが、やはりボランチの選手が攻守に渡ってカギを握っています。
試合ではこのボランチのポジションに2人の選手を配置して、タイプの違う選手同士を組み合わせながらというのが主流になっています。
このポジションで最も優れているのが遠藤保仁選手ではないかと思います。
遠藤選手については、攻守のバランス、相手の攻撃の起点を抑える、相手を脅かすパスの正確さやチームを落ち着かせる冷静さ、この3つのタイプをすべて兼ね揃えています。
日本代表の試合も数多く出場し、今でも自分のチームではチームの中心となって貢献しています。
まとめ
サッカーにおいてボランチと言うポジションは、チームのコントロール役として重要なポジションで、この選手がドリブルをする事でチームのバランスを保ったり、攻撃への合図となったりします。
現代サッカーにおいては主流なポジションでチームに欠かせない選手になります。
ボランチに素晴らしい選手が出てくることでチームの勝利が見えてくると思います。